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矯正治療のタイミング(Part 2)

前回の矯正治療のタイミング(Part 1)では矯正治療には第1期治療と第2期治療があるということのみを書きましたので、今回は第1期治療と第2期治療について書いてみたいと思います。
第1期治療とは成長期に行う治療で、その治療の最大のメリットは受け口や上顎前突など骨格的な不調和をある程度改善できることにあります。
その他にも第1期治療の目的には、6歳臼歯(第1大臼歯)の噛み合わせを整えること、上下の前歯の被蓋関係を整えること、悪習癖を除去することなどが挙げられます。

第1期治療は通常は混合歯列期と言って永久歯と乳歯が混在している状態のときに治療を開始します。
矯正治療は基本的に永久歯を並べて審美的で機能的な咬合を獲得することを目的にしているので、乳歯に装置を付けて並べることにはあまり意味はありません(乳歯をキレイに並べても後から萌出する永久歯が正しい位置に出てくるという根拠もありません)。
このため、乳歯しか萌出していない段階から治療を開始するという概念は、少なくとも私の中にはありません。
むしろこの時期に大切なことは、口腔内の環境を整え、むし歯を作らないことにあると私は考えています。

第1期治療では永久歯をキレイに並べることよりも、上下顎の前後的な不調和を改善することや、すべての永久歯が萌出してからでは治療が難しくなる第1大臼歯の噛み合わせの前後的なズレを修正することに主眼をおいて治療をします。
すべての永久歯に装置を装着して歯を並べるわけではないため、後から萌出する側方歯には大なり小なりの凸凹や捻れなどの症状が見られることが多いです。
このため、成長終了後に第2期治療と称するすべての永久歯を並べる治療を行うことになります。
第1期治療は第2期治療をより簡単に行うことができるようにする、準備的な治療とでも言えば分かりやすいかもしれませんね。

具体的な第1期治療のタイミングですが、明確な適宜はありません。
なるべく早めに治療を開始すべきケースでは第1大臼歯が完全に萌出して、尚かつ前歯部の永久歯4本(左右の中切歯と側切歯)が萌出していれば治療は可能であり治療を開始いたします(通常7歳から8歳くらいで萌出が完了しますが相当に個人差があります)。
ただ、この時期ではまだ歯磨きを自力で上手にでできないことも多く、むし歯のリスクを考慮することが大切だと思います(第1期治療の短所にはむし歯が挙げられます)。

他に、治療のタイミングで考慮すべき因子として、患者さん個々の成長のタイミングがあります。
骨格的なズレを改善するには、小さい骨が大きくなるように誘導し、大きい部分の成長を抑制するような装置を使用します。
その際、最も効果が出やすいのはより成長量が大きいタイミングです。
思春期性成長といい、急激に身長が伸びる時期がありますが、その時期を効果的に利用することができればより効果的な治療が可能となることがあります。

上記した因子を考慮しつつ治療のタイミングを決めていくことになるのですが、書き連ねるうちになんだかまとまりのない文章になってしまいました。
実際の治療では個々の患者さんに適したタイミングがあると思います。

詳細をお聞きになりたい場合には、一度来院して実際の状態を見せていただくのが最も効率的かと思います。
気になることがある場合にはお気軽に御連絡下さい。