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院長日記&お知らせ

インプラント矯正 Part 2

少し時間が空いてしましたが前回のインプラント矯正の説明(11月25日)に引き続き、今回は詳細を説明したいと思います。

矯正に用いるインプラントは2つのタイプに大別することができます。
単純なネジの形態をしたスクリューと呼ばれるタイプと、L字型やY字型の形態をしたプレートを顎骨表面にネジ止めするプレートタイプの2種類が現在のインプラント矯正では使用されます。

最も使用頻度が高いのはスクリュータイプのインプラントです。
スクリューはネジ型のシンプルな構造をしていて、歯肉の上から直接埋入することができるため埋入は非常に簡単で痛みもほとんどありません。
前回の日記で説明した上顎前突を抜歯で治療する場合には大抵スクリューが使用され、奥歯が前方に移動するのを抑制するのには非常に効果的です。
他にも前歯を圧下(歯槽骨の中に歯を沈めて行くような治療)する場合にも有効です。
しかし、スクリューは細いネジを骨に埋め込んだ単純な構造のため強い矯正力が加わると脱落することもあり、またネジ自体が歯根と干渉することがあり、歯の動きには制約がありすべての方向に歯を移動できる訳ではありません。

これに対してプレートタイプの場合はプレートを骨表面に複数のネジで強固に固定します。そのため強い矯正力にも抵抗することができます。またプレートを留めたネジと歯根との間に距離があるためネジ自体が歯根と干渉することがなく歯の移動にかなりの自由度があります。
プレートを用いて矯正治療を行えば以前は小臼歯抜歯でしか対応できなかったケースでも奥歯を後方に移動することで小臼歯を抜歯せずに治療を行うことが可能になりました。
プレートは脱落の心配もなく歯の移動に対しては自由度が高い反面、感染を起こしやすいという問題や、埋入するときの料金がスクリューよりも高額などの欠点があります。

インプラントを用いた矯正治療は以前では不可能とされた治療ゴールを達成することができるようになり、画期的な治療のツールです。
以前ならば手術を適応せざるを得なかったケースでも場合によっては通常の矯正治療のみで対応できる場合もあり、インプラント矯正が進歩したお陰で我々矯正医は治療の選択肢が大きく広がりました。

しかし異物を骨内に埋入するわけですから不必要に多用するのは問題でもあります。
インプラント矯正を行う場合には治療ゴールや治療法を矯正医とまずはしっかり話し合い、インプラント矯正の利点と欠点をよく考慮したうえで使用するかどうかを判断するべきだと思います。