Dr.ブログ

新型インフルエンザ

関西からジワジワと感染エリアを拡大しているインフルエンザ、今のところ埼玉まで感染患者が確認されたようで仙台までウイルスが到達するのも時間の問題と思われます。
たまたま実家の周辺が最初に感染が確認されたエリア近くだったので電話で確認したのですが、地元ではテレビで報道しているほどの大騒ぎではないとのこと。
テレビのニュースも徐々にこの新型インフルエンザに飽きてきた気配もあり、感染は益々広がっているのに明らかに報道は減ってきていますよね。
本当に大変なのはこれからだという気もするのですが・・・。

水際で入国を阻止する作戦は敢え無く失敗し、ウイルスの感染が一度広がり始めれば行政がいくら拡大を阻止しようとしても拡大速度を緩やかにするのがせいぜいじゃないかと私は思っています。
潜伏期間もあるし、感染している人が他人にインフルエンザをうつす前に隔離する作戦にはどう考えても無理がありました。
幸い、メキシコで発祥当初は致死率が非常に高いと思われた今回の新型ウイルスも生命に重篤な症状をおこすわけではないことが分かってきて、放置してもよいとは思いませんが、後は個人が自己防衛に務めるくらいの対処でも良いような気もします。

今回のインフルエンザの最大の特徴は若年者に感染者が多いと言うことで、以前にも似たウイルスが蔓延した可能性が指摘されています。
素人的な私の意見ですが、そもそも昔のインフルエンザやら風邪なんかは遺伝子解析なんて行う技術もなかったし、昔にだって新しいウイルス性の疾患は多々あったんだと思います。
今回の騒動は新しいウイルスを認識できるようになったがために起こった騒ぎのような気がします。
広まったウイルスを完全に消し去ることは難しいだろうし、後はウイルスに対して免疫が機能することを期待するしかありません。

今回の新型インフルエンザでの失敗を活かして、もし将来に危険度の高いウイルスが発生した場合にはもっと効果的な方法を専門家が見いだすのを期待することにしましょう。
でも、結局のところ病気になるかならないかは自分次第なんですよね。
当分はウイルスが蔓延しているエリアには近づかないようにします。

院長 久保田 衛

  • 医療法人プライムオルソ 理事長
  • 日本矯正歯科学会 認定医
  • インビザライン公認クリニカルスピーカー
  • カンボジアプティサストラ大学臨床教授

医療法人プライムオルソ くぼた矯正歯科クリニック

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