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院長日記&お知らせ

マウスピース矯正(インビザライン)

アメリカで開発されここ数年技術革新が著しいインビザラインという矯正装置があります。
現在は世界中で用いられていて100万症例を超えたそうですが、日本ではまだそれほどメジャーではない矯正治療の方法です。
治療の精度が以前は確立されていなかったこともあり導入を見送っておりましたが、ノウハウが蓄積され飛躍的に精度が上がったこともあり導入を決め、昨日はその準備のため東京まで行って参りました。

この治療方法には従来の矯正装置とは異なるメリットが幾つかあります。
最大のメリットは取り外しができる装置であるため違和感が小さいことです。
食事も装置がない状態で取ることが可能ですし、歯磨きも簡単です。
床矯正装置という取り外しが可能で一般的に用いられる装置もあるのですが、床矯正装置は根本的に3次元方向の歯の移動が不可能でした。
インビザラインはすべての歯を目的の位置に正確に動かすことが可能という点でこれまでの取り外し可能な装置とは全く異なった概念の矯正装置です。

第2のメリットは透明な素材のマウスピースであるため目立たないことです。固定式の装置の場合、特に表側からの矯正ではどうしてもワイヤーが目立つため治療を躊躇された経験がある方も多いと思います。
インビザラインでも補助装置が必要であるため、歯に装置を接着することもあるのですが、全部の歯につける装置と比べると格段に審美的です。
舌側矯正なら目立たない点は同じですが、違和感ということを考慮するとインビザラインに軍配が上がると言わざるを得ません。

もちろん良いことばかりではなく、この治療方法には欠点もあります。
第1の欠点はすべての症例を治療できる訳ではないとうことです。以前は抜歯治療には向かないと言われておりました。
この欠点は今も変わらないと私は思っておりますが、従来の固定式装置を併用することで前歯にブラケットを装着する必要がなくなったり、ブラケットの装着期間を短くすることが可能で、現在では抜歯治療にも用いられています。
矯正のすべてのステージをマウスピースだけで治療するのは困難なことが多く、症例の選択が難しいことが最大の欠点だと思います。

他の欠点としては、取り外しが可能であるがために患者さんの協力度が治療の精度を左右することです。
矯正医にとって患者さんの協力度は不確定要素であり、患者さんの協力を必要とする装置には全面的な信頼を置くことが難しいということがあります。
インビザラインは治療の大部分をマウスピースで行うため患者さんが矯正医の指示に従わない場合には治療が失敗する可能性があります。

どのような矯正治療にも共通していえることですが、治療には長所と短所が必ずあります。
インビザラインでは不可能な治療があり、そういう意味ではブラケットを用いた矯正治療には敵いませんが、それでも確実に治療が行えるケースが徐々に増えており選択肢の一つとして十分に機能すると思います。

実際に治療を行う場合には、それぞれの治療法の特徴を把握した上で状態に適した治療法を選択する必要があります。
治療を考えられた場合には、まず矯正医と相談されることをお勧めします。