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院長日記&お知らせ

カンボジアでボランティア

カンボジアの大学で歯学教育をお手伝いするプロジェクトに誘って頂き、客員教授としてこれから年に2回University of Puthisastraの歯学部で講義をさせて頂くことになりました。
まず打ち合わせを兼ねて、11月12日にプロジェクト開始のセレモニーがありカンボジアまで行って参りました。

まさか自分の人生にカンボジアと交差する出来事があるなんて半年前までは想像もしませんでした、人生ってどんなことが起こるか分からないものですね。こういう予想外の出来事は基本的に大好きで、声を掛けて頂いた先生には大変感謝です。せっかくやるからには精一杯やれることをやってみようと思います。

ところで、皆様はカンボジアというと何を想像されるでしょうか?
恥ずかしながら、カンボジアのことを何も知らない私はアンコールワットがカンボジアにあることをかろうじて知っていた程度でした。
国の正確な位置も知らなければ、メコン川が流れていて遙か昔は栄えた文明があったこと、1970年代にポルポト政権誕生後、激しい内戦と近隣諸国からの干渉で国内がメチャクチャになったこと、全く何も知らなくて恥ずかしい限りですが、現地のガイドからカンボジアのことを教えて頂きました。カンボジアにとって1970年から数十年間は地獄の期間で、未だに過去の負の遺産を清算できていません。カンボジア人の現在の平均年齢は20代前半で年配の人は国にほとんどいません、ほとんどの識者は殺されたので教育を担う人材も足りていません。改めて人間同士が殺し合う戦争は絶対にしてはならないと考えさせられるカンボジア訪問でした。

さて、現在のカンボジアを私なりに一言で表すならば”混沌”という言葉がぴったりの気がします。
過去の内戦を感じさせる何かをプノンペンで感じることはありませんが、人々は真剣に働くという雰囲気でもなく、道路はあっても舗装されているところと土のままの所が市内に混在し、車線はあっても誰も守らないし信号もあまり守られてません、大学の講義の始まる時間もはっきりしないし(多分本当はちゃんと決まっているとは思いますが・・・)、そもそもルールを守ろうという意識が非常に薄い気がします。お金はカンボジア通貨と米ドルが混在し、おつりをもらっても正しいのかどうかも計算できません・・・・。ここまで無秩序だとあるいみ清々しいと言っても良いくらいかもしれません。むしろ世界中からみると日本が尋常じゃないくらいにしっかりし過ぎているのかもしれませんが・・・。


カンボジアを代表する産業は農業で輸出できるものは多く、むしろ国の復興は諸外国からの資本投入で進んでいるらしいので、本当の意味でカンボジアが自立して発展を遂げるにはまだ時間がかかるかもしれない、というのが私の感想です。
それでもカンボジア人は人柄が優しいし、ものごとを楽観的に考える姿勢は心地良いし、本来、学ぶことには本来非常に熱心な国民性なんだそうです。

私が参加させていただくプロジェクトの大学では歯学教育が整っているとは言えない状況でした。そもそもカリキュラムを聞いても、それさえハッキリしていない状況でしたし。
それでも学生は日本からきた歯科医の話しを熱心に聞き、学ぼうという姿勢はむしろ日本の大学生よりも熱心なのかもしれないと思う部分もあります。
今回のプロジェクトで私がカンボジアの歯科教育にどの程度貢献できるのかは分かりませんが、できることならば長く続けられればと思っています。
何よりも、今後カンボジアでどんな変化が起こって、自分にもどのような新しいことが始まるのか、とにかく楽しみながら貢献できるよう頑張ります。