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院長日記&お知らせ

アメリカ矯正歯科学会 in サンディエゴ

サンディエゴで開催されたアメリカ矯正歯科学会(AAO)に参加して来ました。この学会は矯正歯科分野では世界で最も格式と活性が高い学会で、矯正分野の最新の情報を集めることができます。日本の矯正学会では聞けないような情報も多く、今回もはるばるカリフォルニアまで出かけていった価値がありました。

今回の学会では聞きたい情報が幾つかあったですが、その一つがインビザラインティーンの話です。私がここ数年力を入れているインビザラインは、基本的には永久歯に生え替わってからのための装置として使われていたのですが、インビザラインティーンといって子どもの矯正治療にも対応できるものがあります。アメリカではインビザラインティーンでお子さんの治療をして欲しいというニーズが多いようです。単純に歯並びを整える治療はその効果が実証済みでアメリカでは多くのお子さんが最近はインビザラインを選ばれるそうで、そうなるともっと複雑な症例にも対応する必要が出てきます。
今年、下顎の成長を促進させて出っ歯を治しながら歯並びを整える新しいタイプのインビザライン装置が発表され学会期間中にセミナーが開催されました。ありがたいことにそのセミナーに参加させてもらうことができました。日本人でも良さそうだとの感触を得ることができたし、当院にも出っ歯で凸凹のあるお子さんはたくさん相談に来られるので、私もこれから積極的に使っていこうと考えています。

もうひとつ聞きたかったことは加速矯正治療です。矯正治療は2〜3年程度かかるのが一般的で,私自身は矯正治療はそういうものだと思っていました。ただ、治療期間は短い方が良いに決まっているし、できるだけ早く治療を終わらせたいという要望が多いのも確かです。
矯正治療をできるだで早く終わらせる方法についての研究はずっと以前からありましたが、アメリカでは、ここ最近、加速矯正がブームになりつつあるようです。いくつかの方法が注目されていて例えば最も歴史の古いモノとしては、歯の周囲の骨に外科的な侵襲を加えて歯の周囲の血流を増加させて歯の移動速度を速める方法です。学会会場で行列ができていたので何かと思って見てみると、この治療法の権威がサイン本を配っていて、私もちゃっかりもらってしまいました、ちょっとラッキーでした。

治療を加速させる他の方法として、歯を振動させたり、歯肉に近赤外線を照射することで細胞の活性を高める方法があります。当院でも近赤外線を照射する装置を使用する方法は昨年から開始しており、治療を進めている患者様からは好評を頂いています。その装置はorthopulseという装置なのですが、orthopulseを開発製造している会社のCEOと今度新しいプロジェクトを開始することになり、その打ち合わせも学会期間中に行って来ました。
当院では現在orthopulseはインビザラインの治療に限定して行っているのですが、ワイヤーによる治療でも効果がありと言われています。どのくらい効果があるのかを検討するプロジェクトに協力することに致しました。これから治療を開始する方で研究に協力して下さるひと数名に装置を安く提供してくれるそうなので興味がある方は連絡を頂けると幸いです。

他には、3次元スキャナーについても興味があるので最近の動向を調べてきました。すでに世界中で当たり前になりつつある3次元スキャナーは、日本では認可の問題でまだ使用できません。日本でももうすぐ認可がおりとの噂もあるので、認可されたら当院でも導入したいと思い、機材の選定を行って来ました。3次元スキャナーがあると、患者様の歯の状態を来院されたその日に判断したり患者様に説明するためのツールとして非常に便利です。もうすぐ使用できることになりそうなので、認可され次第当院でも導入すると思います。乞うご期待という感じですね。

サンディエゴでは学会だけではなく、現地で先輩や友人と合流して楽しい時間を過ごすことができました。そちらは学会報告第2段として書く予定です。