Dr.ブログ

いびき防止作戦

このところイビキが酷くなっているらしく家族からクレームの嵐です。夕食後にソファーでついウトウトしたりすると凄いいびきでうるさくて仕方がないそうです。
自分でも少し自覚はあります、いびきがあまりに大きいせいで自分も驚いて目が覚めることもあるし、睡眠から目が覚めると口の中がいつもカラカラです。
以前からもいびきはかいたようなのですが、酷くなっているとするとこれも加齢現象の一種なのかもしれないですね。

夜中のいびきがうるさすぎて家内が不眠になりそうだというので、さすがにこれは何とかせねばなりません。ということいびき防止グッズを調べて入手してみました。

いびきの原因は基本的に口で呼吸する時に口蓋垂(のどちんこのことです)が振動することで様々な音が発生します。口で呼吸しなければ口蓋垂が振動することもないので、寝ているときに口を閉じていればいびきはかきません。原理は非常にシンプルなのでいびき防止グッズも至って考え方がシンプルです。
大きく分けると2つのタイプのグッズがあるのですが、一つ目は口で呼吸しないように眠っている間に口を開けないようにするグッズです。もう一つは鼻でできるだけ呼吸しやすくするグッズです。
どっちのグッズが良いかもわからないし、この際、両方のグッズを買って試してみることにしました。

口を開かないようにするグッズで一番単純なものは、上下唇を閉じた状態で固定するテープです。鼻呼吸できない人が使ったらえらいことになりますが、一応、私は鼻呼吸ができたので、まずはこのテープを使ってみました。
寝る前に口を閉じてテープを貼り付けると、まあ息苦しいこと。じっとしていれば問題ないですが息苦しい感は否めません。どうやら日ごろから口で息している習慣があるようです。

このままじゃ苦しくて仕方がないので、息がしやすいよう同時に鼻気道を開くテープも使うことにしました。
マラソン選手なんかがたまに使っている鼻に貼り付けるテープ、使ってみると皮膚が引っ張られて変な感触がありますが、鼻呼吸は確かにしやすい。
顔にテープを2枚も貼ったらいろんな方向に引っ張られて全然安らぎませんが、それは仕方がないのでそのまま眠ることにしました。

さて、眠ってみたら思ったよりもすんなり眠りに落ちました。日ごろからいつでもどこでも眠れるのが特技なだけに眠れないということはなかったです。しかし、呼吸がいつもより苦しいのかやけに夜中に目が覚めます。結局、朝までに何度も目が覚めましたが、一応睡眠不足になることはなく朝を迎えることができました。
隣で寝ていた家内に前夜のいびきを確認すると、ほとんどいびきはかいていなかったとのこと。いびき防止グッズの効果は絶大です。気をよくして、それからグッズを使うこと数日、毎晩夜中に息苦しくて目が覚めるようになり限界を迎えました。継続は難しかったです。

グッズを使うのを断念したとたんに見事に私のいびきは再発したようです。口呼吸しないようにするのは原理は単純ですがそう簡単には治りません・・・。
睡眠時無呼吸の症状もあるようなので、近いうちに専門医に相談しようと思います。

院長 久保田 衛

  • 医療法人プライムオルソ 理事長
  • 日本矯正歯科学会 認定医
  • インビザライン公認クリニカルスピーカー
  • カンボジアプティサストラ大学臨床教授

医療法人プライムオルソ くぼた矯正歯科クリニック

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