Dr.ブログ

トーマスと食事

最近の私のトレンドは英会話です。
5月のGW明けからオンライン英会話を開始し、診療後に時間があるときには毎日コツコツ1日25分ずつ積み重ねた結果、もう少しで延べ英会話受講時間が1000分に達成します。
1000分というととても頑張った気になりますが、時間に換算し治すと17時間弱、まあそれほど長時間英語に浸ったわけではありません。でも、最近はYouTubeで簡単な動画なんかも理解できるようになり俄然英会話が楽しくなってきました。自信がつくとは恐ろしいモノで、英語を聞き取れるようになると今度は自分の英会話力がどの程度なのか確認したくなり、虎視眈々と外国人と話せる機会を探していたところに、かっこうのターゲットを見つけました。

私が大学の矯正科時代に矯正を教えて頂いた恩師(菅原準二先生)が歯科一番町という医院にいらっしゃるのですが、菅原先生のfacebookのページにチェコ共和国から矯正医が2ヶ月ほど研修にきているという書き込みを見つけました。書き込みに添付されている写真をみて、“おっ、これだ!”と閃き、早速、菅原先生電話をかけて次の日に医院を訪問させていただくことに致しました。

さて、次の日の午前中に歯科一番町を訪問したところ、いました、190センチ以上もありそうな外国人(トーマス)が優しそうな目をしてこちらに微笑んでいます。このチャンスを逃してはならないと、たいして話せもしない英語で話しかけ、なんとなく会話が成り立つことに舞い上がり、気をよくした私は後先のことも考えずに気が付けば食事に連れて行く約束をしていました。
約束をしつつ“おまえ、ホントに大丈夫か?”という菅原先生の視線が気にならないわけじゃなかったのですが、まあそこはご愛敬ということで菅原先生、お騒がせいたしました。

さて、勢いだけでトーマスを食事に誘ったものの、時間が経つに従い不安が増幅してきました。そもそもよく知らない相手だと日本人でも2人で食事なんて会話を途切れさせないだけでも四苦八苦なのに、ましてや言いたいことも通じるかもわからない外国人相手に大丈夫だろうかと。
しかし、自分から誘ったからにはやり遂げるしかありません、意を決して水曜の診療後に焼き鳥を食べに行って来ました。

水曜の診療後に、家内に車でトーマスが泊まっているホテルまで送ってもらい、今度は、ホントに大丈夫なのかと言いたげな家内の視線をよそに、いざ出陣です。
正直なところやや話しに力が入ると一気にスピードアップするトーマスの話は分かったような分からないような、多分相手もそれは同じで、僕の良く分からない話に四苦八苦したはずです。
それでもトーマスは終始にこやかで我慢強く私の話を聞き、日本人と日本の文化を褒め、そしてチェコのことを熱心に話してくれてとても楽しい時間を過ごすことができました。

焼鳥を満喫したあと、すでに自分の英語力不足を認識して最後にはいっぱいいっぱいだったにもかかわらず、また、なんかの弾みでコーヒーでもどうかと誘ってしまいカフェに行くことになりました。彼もきっと困ったとおもうのですが、焼き鳥のお礼だとトーマスにコーヒーをご馳走になってしまいました。彼は間違いなくヨーロッパの紳士です。

さて、食事の最中にトーマスが奈良で入った温泉をとても気に入ったと聞き、私としては是非、仙台の周辺の温泉にも入っていて欲しいと思い、またまた勢いで日帰り温泉に行こうと誘ってしまいました。
でも、家に帰って自問自答しています、温泉に行こうと誘ったときの彼の顔は社交辞令だったかそれとも本気なのか・・・。
ここまできたら乗りかけた舟です、勢いで温泉に行ってこようと思うので同行希望の方、連絡お待ちしております。

院長 久保田 衛

  • 医療法人プライムオルソ 理事長
  • 日本矯正歯科学会 認定医
  • インビザライン公認クリニカルスピーカー
  • カンボジアプティサストラ大学臨床教授

医療法人プライムオルソ くぼた矯正歯科クリニック

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