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院長日記&お知らせ

起承転結

大学病院歯科矯正科の恩師である某先生が若手の医局員に臨床のことを教えていらっしゃる時、“引き出しの数を増やせ”とよく仰っていました。先生の言うところの引き出しとは治療の技術というか臨床に関わる様々なテクニックのことで、要するにいろいろな技術を身につけておいた方が良いという話しです。
普段の治療では使わないようなテクニックも困ったときには役に立つこともあるし、現在の技術だけでは満足してはいけないというありがたいお話しです。

私が思うには矯正治療はある程度決まったパターンに嵌った治療法で進める方が失敗は少ないと思います。治療の王道というか、先人の編み出してメジャーになった治療法にはそれだけのメリットがあり、やはり治療も上手く進むように思います。
ただ矯正治療を受けられる患者さんの状態はそれぞれだし、どうしても一定のパターンに嵌らないような症例が出てきます。そういう時には引き出しの数がモノを言うのだと思います。
診療室で恩師が治療するのをの見学していたとき、パターンに嵌らない症例が出てくると、恩師がすごく嬉しそうな表情を浮かべながら“引き出し・・・”と仰っていたのを今でもよく覚えています。

さて先日、週刊文春を読んでいたら劇団ひとりさんのエッセイが載っていました。
劇団ひとりさんといえば、ピンの芸人なのかそれとも作家なのか、はたまた役者さんなのかよく分からない不思議なひとですよね。
何年か前にはベストセラーも出版されていましたが、彼の文章は今までによんだことがありませんでした。
週刊文春に載っていたそのエッセイを読んでみると良くできています(偉そうに批評する立場ではないのですが・・・)。
金魚の糞から入って縁の下の力持ちという話しで締めていました。
読者を意識した入り方で、途中では一見関係のないような話しで意表をつき、最後の締めではきちんと言いたいことをユーモア溢れた表現でまとめる。
まさに起承転結、あっぱれです。
僕も日記を書くときにはなるべくキレイにまとめたいなんて思うのですが、途中で変化をつけ、それを最後にうまくつなげるというのは大変難しい。
関係なさそうな話題で、一瞬?と思わせて、最後につなげるには頭の回転も必要だし、いろんな情報やらネタを持っていないとうまくつなげられないと思います。
多分、劇団ひとりさんは芸人だけにそういうネタの引き出しをたくさん用意しているんでしょうね。

治療も文章ももっと上手になりたい。
じゃあ、どうすれば上手くなるのでしょう?
やっぱり上手い人の技をパクって引き出しをたくさん用意するしかないですね。
手始めに起承転結をパクってみようと思ったのですが、肝心のオチの部分が上手くまとまりません。
やっぱり結の部分で何か笑わせてやろうと考える関西人魂、これがキレイな結びにつなげるのを妨害しているような気がします。
まだまだ未熟です、

“劇団ひとりさんどうか僕を弟子にしてください。”